赤ちゃんの鼻水

投稿者:びびび  投稿日: 2月26日(水)16時57分41秒

6ヶ月になる娘を持つ母親です。何度か鼻風邪を繰り返し耳鼻科にかかりました。
耳鼻科で吸引と薬を処方(ムコダインとトミロン)されています。
気のせいか朝起きると粘着質の鼻が奥の方にあり吸い取り器で吸っています。それ以降は比較的大丈夫な気がします。耳鼻科に行って吸引してくれるのはありがたいのですが、薬を長々出されるのに躊躇しています。治らないから当たり前なんでしょうけど。
お聞きしたいのですが、お医者様にかからず家での吸引だけで済まないものでしょうか???
出来るだけ薬は飲ませたくないのです。
よろしくアドバイスお願いします。

今回も、他院にかかられているケースの様ですね。
あまり、定型的なお答えは出来ない問題だと思います。
6ヶ月の乳児に、なにも好きこのんで薬を投与「し続けたい」とは私に限らず医師としてそう思わないのではないでしょうか。
が、状態によっては、投薬をせざるを得ない状態というのはあり得ます。
ですから、頭ごなしに「投薬が嫌」という嫌悪感だとしたら、それはいかがなものかと思います。
 病気の治療とは、「原因の解決」と「病因による結果(症状)の緩和(=対症療法)」に大別されると思います。
 たとえば、病原菌による「発熱」がある場合、「熱を下げる」のは対症療法です。解熱剤を使おうと、氷で冷やそうと、これは症状を緩和する(和らげる)治療、対症療法です。
  一方、たとえば抗生物質を投与することは、「病原」そのものをうち消そうとする、「原因の解決」を図る治療です。「病原」を解決する?アとが「解熱」にも繋がるわけです。
 これは補完しあう関係で、必ずしも、いずれかだけで常に事足りるものではありません。

「ハナを吸引除去する」のは、対症療法です。吸引自体、鼻腔通気を良くすることから鼻炎の改善をもたらす効果は、それなりにはあります。それだけで、結果的に自己治癒力のみで回復するのであれば、それに越したことはありません。
 ですが、体力のない子供では、必ずしもそれでいつもうまくいくとは限らないのも事実です。
 薬を用いずに、「体力で」風邪を治そうという場合には、薬をうまく使えば2,3日で楽になるところが1週間、1週間で治まるものは2,3週間かかる、というようなことは当然あることかと思います。
 病悩期間が長くなるなるのを潔しとするなら、ある程度は自宅での対症療法で頑張ってみるのも、「間違い」ではありません。
ですが、あまりそのことに意固地になると、中耳炎を起こしたり、鼻腔の炎症の遷延化そのものが、粘膜を変調させて、治りにくくなる、ということもあります。その他いろいろ、不都合も生じることはあるのです。
 その点までを医師以外の目でカバーすることはなかなか難しいのではないでしょうか。
 たとえば、お母さんに「そのつもり」がお有りなら、薬を飲ませず、仮に毎日でも鼻処置に通うとか、さらにはお家でも吸引するとか、そしてそれが何日かかろうとも頑張る、というのであれば、まずはそうされるのも選択肢の一つです。
 あるいは、家庭での吸引をこまめに頑張るという前提に、数日ごとに診察を受けて状態の確認を受ける、という形でも悪くはないかも知れません。
 そうしたい旨を医師に伝えれば、当面はそのように応じるのは、やぶさかではないではないでしょうか。
 その経過中、どうしても放置しかねる状態が認められ、必要な投薬をする、その限りは指示を守る、というような、柔軟な姿勢が望ましいのではないかと思いますけど。
 お母様が、なるべくご自身でお子さんに手を掛けてあげたい、という心づもりはもちろん何よりも大切なことですから、その一端としても、家庭での鼻内吸引は意義が大きいとも思います。
 ですが、あまりにもそちらにばかり偏重していても、その是非はケースバイケースというより仕方ありません。
 あくまでも、「結果的に」うまくいく場合と、そうでない場合がある、というのが現実でしょうから。ですので、「お家で吸引さえ続けていればきっと大丈夫ですよ」とは軽々に申すことはできませんね。