花粉症で鼻詰まりがヒドイです。 

投稿者:ケンシロウ  投稿日: 3月12日(水)05時35分56秒

ここ2年〜3年の事なんですがこの時期鼻詰まりがものすごくヒドイです、夜なんて片方の鼻が通っているスキを狙って寝ます。
寝れたかと思うといつのまにか両方の鼻が詰まって口で呼吸して口が乾いて起きてしまいます!
不眠症の日々が続くのでかかりつけ医の内科でセレスタミンを処方してもらいました。
来年は「鼻粘膜焼灼術」をしてもらいたいので診察に行きたいんですが手術が不向きな人とかいますか?
このツライ日々を早く抜け出したくて 甜茶、シジュウム茶を飲んでますヨーグルト、アロエ
テレビでイイと聞いた物はほとんどの物を試しています。
最近ドラッグストアでカルシウム剤みたいのを飲みましょうみたいな広告も見たんですがとった方がイイですか?
あと にがりがイイと聞いたんですがどうなんでしょう?なるべく強い薬とかは飲みたくないし
とにかくタスケテ下さい!!!!!!!!

だいぶつらいようですね。そういう患者さんのために、というつもりでAPCを導入しました。基本的に、アレルギー性鼻炎で鼻閉が特に重症のタイプに効果的です。HPにも案内しましたが今一度、注意点などを思いつくまま羅列しておきます。HPと併せて参考にしてください。

・焼灼すれば、「まったく投薬は不要になる」とは限りません。また、すぐに楽なる、というものでもありません。

「薬でもどうにもひどい」という時に、「100」の症状を「70」〜「30,40」の症状に抑える、とイメージしてください。その人にとってのレベル「30」の症状が、服用不要で居られる程度か、薬も飲んだ方がより軽快するか、というのはその人にもよりますし、花粉の飛散量・「被曝」量にもよるところです。
 「完全鉄壁」ではありませんから、ひどい人はマスク着用などにも留意してください。

・効果の大きさには個人差があります。正確な集計はできておりませんが、「症状軽快(ある程度の症状はあり、を含む)」の手応えを得られた患者さんは9割位といったところでしょうか。効果の小さい場合には、一定期間をおいてから再焼灼を検討します。

・鼻中隔彎曲や鼻茸など、ほかの理由による鼻閉には、違う治療が必要です。

・感冒、副鼻腔炎などの感染急性症状がある場合には、それがひどくなることがあるので行いません。

・麻酔薬(局所)にアレルギーの既往のある方には行えません。
・従命不可の小児、ペースメーカーのある方は無理です。

・治療は平日の日中に行います。

・症状極期(=「花粉シーズン中」)の施術は、その後の一時期の症状がさらに辛いものになるのでお勧めしません。

 ですから「今の症状」を忘れないでいてください。(誰でもたいてい、「苦しくなってから」治療を考えるものですから・・・苦笑)
 そして、症状の小さい(〜無い)時期を選んで、焼灼を受けてください。

最後に
 民間療法の是非については、とくにコメントできません。医師の発言としては、何らかの正式な裏付けのある治療についてしか、責任を持てませんので。

 極力、セレスタミンなどのステロイドの服用(注射はもちろんのこと)を避けられる状態にもっていくことが重要だと考えていることを申し添えておきます。