難聴と理解力について 投稿者:ディラン 投稿日: 6月16日(月)10時01分53秒 |
はじめまして。ディランと申します。27歳の会社員です。私は、生まれつき右の耳が聞こえません。耳鼻科の先生に聞いてみたところ、どういった病気で、何が原因かは結局のところよくわからないのですが、治る手段はないそうです。ちなみに、左耳は普通に聞こえているようです。働いて4年目になるのですが、片耳が聞こえないと大変です。特に、近くで他の人が話をしていたり、会議でいろいろな方向から話が飛んだりすると、聞き取るだけで精一杯な状況です。それにも増して最近感じているのが、たとえ聞き取れたとしても、他の人よりもその内容の、理解力、解析力が格段に劣っているように感じます(単純に仕事に対する取り組みが甘いだけかもしれませんが)。片耳が聞こえないのと、脳の理解力には関係があるのでしょうか?私個人的には、片耳で平面的に聞くのと、両耳で立体的に聞くのとでは、やはり差があるのではと考えています。少し長くなりましたが、何かわかりましたら宜しくお願いします。 |
ディランさんへのお答え | 片耳しか聞こえないと、確かに複数同時の会話などが聞こえると、聞き取りにくくなってしまうでしょう。これは両耳か片耳か、という差であって、例えば片目だと遠近感がなくなるのと似たようなものと考えて良いかと思います。片目で見ても、「それが何であるか」認識・理解することに両眼視との差はないとは思いませんか? ですから、ひとたび音が聞こえさえすれば、その認識・理解に通常は差はないはずです。 ただ、始めに「音に気づく」という部分で、片耳だとハンデはある程度仕方ないかもしれません。 生まれつきの片耳聾でしたら、脳の発育期に聴覚路に代償的な発達がある程度生じていると思われますので、成人後にいきなり片耳聾になってしまった場合よりは聴覚伝導路が順応している状態だと思います。 不便はおありでしょうが、基本的には「理解力」などという高次脳機能自体はしっかりしているはずだと思いますけど・・・ |