お聞きしたいのですが 

投稿者:みゆき

投稿日: 3月 8日(月)18時20分11秒

はじめまして。2月3日に左耳の聞こえ方がおかしいと感じました。テレビの音が響いたり自分の声が響いて聞こえたりしておりました。2月5日に耳鼻科に行ったところ、突発性難聴と診断され聞こえの悪さの程度も軽いし、めまいもないため「良くなっていくと思いますよ」と言われ安心していました。その日から10日間の点滴と内服で治療を始めました。聴力は上がっていき、10日目の点滴後の聴力検査も合格をもらい、「1ヶ月後に聴力検査をしてみて異常がなければ、お薬も終わりにしましょう」ということでした。ですがその3日後ぐらい(2月18日)にまた耳に異常を感じて、病院へ行きました。聴力検査をすると前回の検査よりも低音が下がっているとのことで、今まで飲んでいたカルナクリン、メチコバール、ATPに加え、イソバイドとブレドニンを飲むことになりました。そして3月1日に聴力検査をしたところ、正常値まで戻っていました。この時点でイソバイドとブレドニンはなくなりました。聴力は上がったものの、静かな所での耳鳴り「サーッ」というような音はありますし、何となく耳が突っ張るような、少しだけ痛いような違和感もあり、通院しています。たまにですが風の音などが、ブン!と耳に響くこともあります。そして今日、病院に行った際のことなのですが、鼻が悪いせいで耳への違和感が残っているのかも知れないということで、レントゲンを撮ったら慢性副鼻腔炎があるとの診断で、私自身は今まで全く症状がなかったので驚いています。今すぐに手術ということはないようにお話はされていましたが、頭に入れておいてくれというようなことを言われました。先生にお聞きしたいのですが、突発性難聴などで、聴力が完全に戻っても耳鳴りや、違和感などはしばらく残るものなのでしょうか?もし残るとしても聴力が上がっていればそれほど、気にしなくていいのでしょうか?それから、慢性副鼻腔炎と耳の違和感は関係しているものなのか、自覚症状がなくても手術はしたほうがいいのでしょうか?お忙しいとは思いますが、わかる範囲でけっこうですので宜しくお願いします。

みゆきさんへ 

投稿者:院長  

投稿日: 3月10日(水)23時01分24秒

一旦改善してから、再び聴力(感音性成分)が落ちたとしたら、通常「突発性難聴」とは言わないものなのですが。経過によって診断がこれからさらに詰められるところなのでしょう。耳症状も、その予後についても、それによりけりです。
 原因はともかくとして、感音性難聴が完全に回復したとすれば、決して珍しいことでもないのですが、それでも「ラッキー」だと考えてください。

 たとえ、検査に反映される、聴力の「音量」レベルが回復しても、なかにはいくらかの「音質」の障害が残ることはあるのです。「耳鳴り」として症状が続くこともあります。「内耳のキズ痕、聴力上のキズ痕」とでもイメージされたらよいでしょう。残念ながら一定期間回復しなかった場合は、それが限界と言わざるを得ません。
 一方、「副鼻腔炎が内耳に直接影響」することは通常ありません。副鼻腔炎で「鼻づまり」が必発というわけでもありませんが、何らかの理由から耳管の通気が悪ければ、滲出性中耳炎など、「伝音性」の聴力低下は起こりえます。副鼻腔炎を起こしやすい鼻腔通気状態のときは、耳管通気も悪くなりやすく、「耳管狭窄症状」として「耳の違和感」の原因とはなり得ます。


 副鼻腔炎の手術加療の適応は、自覚症状も判断材料には違いありませんが、鼻が詰まった状態に完全に「慣れて」しまう人もあり、「自覚症状がなくてもどうか」というのはケースバイケースです。
 手術の必要性については、行うことで当人にとってどのような「メリット」が得られるのか、術後にどんなコンディションを得られるであろうか、よくお尋ねになってみてからお考えになってはいかがでしょう。
 「そこに副鼻腔炎があるから」手術をする、というのではなく、どういうことを目的として手術とされるのかが、大事な手術適用の理由であるべきと考えております。

 話はそれて、ある種の中耳炎の場合ですが、「聞こえを良くするため」とか、その他の目的(放置してたらどうなるから、とか。)あって相応の中耳手術であるべきところです。しかし、あたかも「そこに慢性中耳炎があるから」という理由だけで、術前から目的もはっきりせず、形ばかりの手術をしたとしか思えない、「???」な事例を、かつて目の当たりにしたことがあります。
 明解な適用理由で、納得できるのであれば、治療方針に従われるのがよいでしょう。